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家族に言われる。「あんたいつ出発するのん?」アレ!そういえばそうだなあ(笑) 経路も決めて行く準備も出来たので、あとは自分でいつ出発するのか決めるだけなんだよなあ…と、言われた時には準備万端のまま数日が過ぎていた(^^;) そうかそうだよな、このままじゃズルズルと過ぎちゃう。やっと重い腰が上がる。 ……ヨ、ヨオシ!9月7日(日)に出発しちゃおう!よし、そうしよう。決めちゃわないといつまでたっても行けやしないし。9月7日ってのも適当だしフェリーのチケットを取ったのもたしか前日だったような気がします。 予定を決めない旅とはこんなものか(違う気がする、笑) そんなこんなで9月7日の朝。ごくごく普通に目覚める。 「あ、今日出発か」 当日になってものんきな私を動かしたのは、キャンセルしたらお金を取られるフェリーの予約番号だけだった(笑) 本日わかっている予定としては大阪南港19:30発の宮崎行きのフェリーに乗る事だ。乗船はだいたい18:00か18:30くらいからだろうけど、出来れば早めにいって待ってるぐらいの方が良いなあ。なので17:00くらいに地元を出ればいいか、と計算され尽くした予定を頭に叩き込む。 荷物も揃ってるし買い忘れてるものも、まず無いと思われる。 だがここで一番大切な仕事があるのだ!それは「バイクにサドルバッグ(カバン)を取り付ける」事である。バイクの知識がちょっとでもお有りの方ならわかると思いますが、サドルバッグというのはハーレーダビッドソンなどのアメリカンタイプのバイクでよく見かける、後輪の左右(片方の場合もあります)に振り分ける事の出来るカバンの事です。今見せてもいいんですが後で写真が出てきますので、後で(笑)
以上、一抹の不安もありながらもとうとう出発当日にして準備完了! 近畿圏をほとんど出ない私が、遠く離れた屋久島に行くとはまだまだ他人事だったんですが、とうとう夕方になってしまった。時刻は17:20すぎ。17時には出ようと思ってたのですが20分ばかり過ぎてしまった。まあ余裕見てるからいいんだけど時間ギリギリだとアウトだったな(笑) 最終確認……荷物その他全部ヨシ。携帯電話も…電池が2か、まあいいだろう。 この携帯電話の電池残量が屋久島での生活をガラリと変えるとは、この時に知るよしもない私は家族にせかされながら予想以上に多い荷物を載せたバイクで港へ向かう。 ブオーーーーーーーーン!(バイク移動中すでに一ケ所道を間違えかける、汗) ……。「以外と早く着いたな。」18:00ごろには着いていました。とりあえずサドルバッグは無事だったみたいです。さ〜て今から乗る船は、大阪南港かもめフェリーターミナル19:30発〜宮崎8:20着のマリンエクスプレスって船だ。もう着いてるのかな。 おお!目の前に見えるのがそうじゃないですか。これに乗って、とりあえずは人生初の九州入りを果たすわけですな。私は船旅って普段馴染みが無いだけに余計に「旅するんだ〜」って気分になっちゃいます。 とはいえもう搭乗始まっちゃうんじゃないのと、感傷に浸ってもいられないのでとりあえずターミナル内のマリンエクスプレス窓口に行く事にしました。 「あのー予約してたんですけど。番号は…」 手続き完了。窓口の人が「あれ?この人、予約してたんだ」みたいな感じだったので、何だか雰囲気的に予約の必要も無い気がした。まあ夏休みじゃあるまいし月曜日の朝に宮崎に用事のある人ってそんなにいないのかもしれない。搭乗出来るようになったらお知らせするとの事。この時間でも早かったんだなー。予定どおり出発してたらすごく待たなくてはいけない所だった。 しばらく乗り場の周辺をウロウロする事に。ふと私のバイクが止めてある所を見るとマイバイクを入れて合計3台のバイク。ちなみにいちばん右が私のバイクです。
…。……。………………。 しばらく、というか結構待って結局搭乗出来たのが徒歩の人と運送屋のトラックが乗り終わりかけて、やや暗くなってきた19:00。結局バイクは計5台ぐらい。 駐車場から客室に上がるのも初めてなのでドギマギしながら客室につく。 どうせ船は移動手段なんだから、と自由席の二等客室にしていた。大体の人はそうみたいだ。 ひとつの棚に対して一人みたいで、それぞれ枕と毛布が並んでる。ちなみに下は薄い絨毯。船に乗るのも何年ぶりかなので、前もこんなもんだったかなと思いつつ、とりあえず場所を確保して客室を出る。 バイク&船という事もあり、とりあえずは家に安否の電話を入れる(笑) 19:30頃だったろうか。船がブルブルと震え出した。出港だ! しばらくすると旋回しているのか、にわかにあわただしい感じに。ものすごく体に響く船の揺れが、私のこれからの旅を思う胸の高鳴りをいっそう強いものにした。 船はぐるーりと回ってやっと前進。しばらくすると揺れも先ほどよりは弱くなった。 携帯電話の位置情報を見ているとコロコロと変わって面白い……。 ひとたび港を出れば、お客である私はゆっくりと宮崎着を待つばかり。 明日からはどんな旅になるのだろうか。
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