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夜メシを食って、テントの中でくつろぐ。初めてのテント泊なのでなかなかワクワクする。ふと携帯電話を見ると電力エンプティ…。いや、ホラだってまだ屋久島1日目じゃん、勘弁してくれよ。ここはキャンプ場なのでAC電源なぞあるはずがない、というかあったとしても前にも書いたとおり充電器持って来てない(汗)こんなにも早く登場するとは……手動発電機。結局その夜は、物思いにふける事もなくグリグリグリグリ発電機を回し続けるのだった。あ〜これからどうなるのだろうか…マジで困った。 テントの寝心地はというと、下が芝生なので思ったより随分と寝やすかった〜気持ちイイ!
まずは、青少年旅行村がある栗生から出てすぐにある「屋久島フルーツガーデン」に立ち寄る事にした。かなり急な坂。バイクで来てよかった〜(汗) バイクを降りて荷物整理したとき「アチ!?」何とバイクのマフラーに足が当たっていたようだ。おかげでジャージが溶けている(汗)ともかく…… 中へ入ると世界中の南国の木がいっぱいでジャングルみたい。少し奥へ行った所に受付が。お金を払うとまず数種類の一口サイズの果物が皿の上に乗って出される。そしてお姉さんの説明をうけた後、それらを試食。スターフルーツとドラゴンフルーツ初体験。スターフルーツの酸っぱさはともかくドラゴンフルーツは正直見た目が気持ち悪い。あ、写真取るの忘れた。残念。 どうやらフルーツガーデン一周をガイドの人と回るらしく女性二人と回る事に。さっき外で見た鹿児島ナンバーの車の人だ。一周といっても10分程度だったが色々な木が見れて中々楽しかった。終わった後は自由時間なので、フルーツガーデンらしく「すももジュース」を頼む事にした。うーむ、さすが濃いなあ。ノドが乾きそう(^^;) まあそんなこんなで、フルーツガーデンを後にする。 さあて、次はどこへ行こうかな。 景色を見ながらゆっくりとツーリング。ああ、景色が綺麗。そればっかり(笑)でも、本当に綺麗なんでその一言に尽きる。 次は一気に首都、宮之浦へ(笑)文章にすると時間の感覚が無くなりますが、ここへ来た時にはすでにお昼頃なんですよ。朝に出発したのになあ(汗)…移動には時間がかかってます。 本日のお昼は、家を出発する前にネットで調べていた時から行こうと思っていた「かぼちゃ屋」という食べ物屋さん。昨日もちょっと寄ってみたのですが、11時〜15時(だったかな)という本当に昼間しか開いて無いので閉まってたのだ。でも本日は狙い撃ちで来たぞ〜。店に入るとテーブル席に他の男の人と向かい合わせで座る。その男の人が「いやあ、もう少しでカウンターに座らされるトコでした」と話しかけてきてくれた。会話をすると私が関西人である事がすぐにバレてしまう。意識して隠さないと隠せるもんじゃないね(笑)それからはお互い旅の気分が手伝ってかそれぞれの屋久島での生活を話す事に。といっても私は今日からが本番なのでまだ何もやってないんですけどね(^^;)その人は鳥取から宮崎の大学に来たらしく、せっかく九州にいるという事で屋久島にある九州最高峰の山に登ってみたかったんだって。へえ、そんなもんなんですねえ。その人はここでご飯を食べた後に船に乗って今日帰るそうです。登山経験がハイキング程度しかない私は色々屋久島登山について聞きつつ、「かめのてラーメンはやめておけ」という遺言(?)を最後に帰路の準備をするため先に店を後にした彼の背中を見送るのだった。 そうそう、ここのメニュー。さほど多くは無いんですけどね、一番目についたメニューが「東京ラーメン」……屋久島に来てまでいらねーー!!というわけで旅行者である私は「屋久島ラーメン」を食べました。特産のさば節を使った和風なスープでニンジンとかも入っていて上にさばの切身が乗っかっている何とも今まで口にした事がない見た目と味がしました。味は魚嫌いの私でも食べられたぐらいですから、イケてるんじゃないでしょうか。 量がハンパなくお腹いっぱい。朝も昼もヘビー…。次はどこへいこうかな〜。 ご飯も食べた事だし、バイクに乗って再び出発。どこへいこうかと地図を見ながらバイクを走らせていると「ガジュマル園」の文字が。ようし寄ってみるかな。中へ入ると受付のおばちゃんが対応、入場料200円を支払うと「どの道から行ってもいいですよ」と3本くらい道がある。どこからでもいいやと進もうと思うとおばちゃんから「ヤブカが出るのでウチワを持って行った方がいいですよ」と言われたので、柱のポケットに差さってあるウチワから1本を取り出す。白いウチワの張り紙には、何ケ所か蚊と闘った後が………(汗) ともかくガジュマルを見て回る。こんな植物があるんだなあ。何だか生きて動きそうな感じ。ウネウネウネウネ〜〜〜。神秘的で不思議な木をしばらく見て回る。ふと横を見ると草や木が密集しているものの体を横に向ければ外に出られそう。柵とかは無いんだな。ふとそのまた横を見ると草木の中にポッカリ大きな穴が。何だか人工的な空き方だったので、奥にも何かあるのだろうとそこをくぐってみると大きな畑と民家が………なんて平和なんだ。行き来自由かよ(笑)おそらく地元のオバちゃんが受付のオバちゃんに用事があったりしたらあそこから入ってくるのだろう。 それはともかくガジュマルは飽きない木でしたよ本当に。小バエはいたけどヤブカはいなかったし。蜂はいたけど(汗) 堪能堪能!思い出は持って帰るが未練は持たず〜〜さあ、次はどこへ行こうかね。
水平線を遠くに見ながら波とたわむれ、少しだけのはずが一時間位いたのではないでしょうか。いなか浜サイコーーー! いなか浜でたわむれて、しばらくして我に還った私はそろそろ行くかと渋々バイクに乗る事に。でも格好は面倒臭いのでTシャツに半パン(笑)しかし今日はよく自販機で飲み物を買ってしまった。かんなり暑いんですよ、マジで。これからはリットル単位で買った方が経済的だなあと思うのでした。 しばらく走ると西部林道という所に。昨日も通ったのですがココは車が一台通る事も怪しい道がクネクネと続いている道なのです。でも、森の抜け道のような感じなのでバイクの私にはかなり楽しい道でしたね。ヘアピンが何回もあるし。 西部林道を抜けてしばらくしても特に何も無い。そろそろ帰るか〜と思っていたら「大川の滝」の看板が。立ち寄ってみる事にした。ここでこの田舎道を甘く見た私はミスを犯してしまう。大川の滝に入るために左にそれて行く所を、何も考えずに入った所に何と対向車がいたのだ。お互いそんなスピードは出ていないが、私のバイクは明らかに道の右端にいた(対向車から見ると左)。どう見ても私が悪いので「すいません」とゼスチャーしながら、今度からは注意しようと思うのであった。少し谷を降りると後は歩き。といっても50mぐらいだけど。そうしてバイクから降りた時「アチ!?」またやってしまった。先程は若干ジャージで守られていた所と同じ所に今度は素足。見た感じすでに皮膚がやわらかい(汗)ジュクジュク必至か……?
大川の滝を出ると後は栗生のテント(実家?笑)に帰るばかり。今日はいなか浜で海に入っているので、早くシャワーに入りたいのだ。しかしこの青少年旅行村はキャンプ場なのに水洗トイレもシャワーもあって良い。トイレは正体不明のデカい虫がいるのでかなり恐かったが。 ともあれシャワーを済ましてスッキリした私は、今度は今晩の晩ご飯の買い出しに行かなくては。普通の主婦生活。 近所の尾之間(ってどれだけ遠いんや!)にあるA-COOPまで行く。結局、即席で出来るラーメンだの何だのを買って出る。そうだ、今日は島を一周した事だし明日と明後日あたりでメインどころの白谷雲水峡と縄文杉に行こうかな。ともう一度、店に入って食料やカロリーメイトなど余分に買い足して帰る。しかし行って帰るだけで2時間弱。大した買い物だ。結局また真っ暗。 さ、 さあ!明日はまず自分試しに白谷雲水峡から行こうかな〜〜。 しかし、予定はあっさりと覆される事になった…………。
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